加古川の税理士(資金繰り・法人設立・顧問契約・経営管理・記帳代行・相続税申告)岡田税務会計事務所

経営計画書

経営計画書はなぜ必要なのか?

人間心理を無視して経営をしてはいけない

[check]社員は面倒なことはやらない
[check]社員は都合の悪いこともやらない

社長は、このような人間心理を把握していなければいけません。

そして、面倒なことでも、都合の悪いことでも、やらざるを得ないルールを確立するのが社長の務めといえます。

口約束は守られない

例えば、社長が口頭で、
「タクシーを使うときは、個人タクシーに乗りなさい」
というルールを社員に伝え、社員が
「はい」
と返事をしたとします。

けれど、社員が「はい」と返事をしたからといって、ルールが実行されると安心してはいけません。

社員にとっての「はい」は、「はい、聞こえました」を省略したものにすぎず、「はい、実行します」という意味ではありません。知っていましたか?
(詳しくは「心を身軽にする80のインストラクション(石原明著)」を参照ください)

ところが、
「営業エリア内でタクシーを利用するときは、地元のタクシーか、個人タクシーに乗ってください。地元以外のタクシーより裏道を知っているし、工事中や知らない道を知ることができます」
経営計画書に明文化しておけば、実行されるのです。
 
口約束は守られない。紙に書かなければ人は実行しない。

これが人間心理です。

また、紙に書かないと、社長の決定が正しく社内に伝わりません。

例えば、
社長→専務→部長→課長→一般社員
と口頭で意思を伝える場合には、その過程で、伝言ゲームのように少しずつ内容が変わっていきます。

話し言葉は、曖昧です。
曖昧ゆえに、人それぞれ受け取り方が違うのです。

だから、紙に書く。
紙に書けば、明確になります。

紙に書けば、ブレることはありません。

「数字」を決めることで、現状が分かり、やるべきことがわかる

経営計画書」には、「数字」が必要です。

[check]今期はいくら利益を出したいのか
[check]5年後はいくら利益を出すのか

経営者は、会社の「今」と「将来」を数字で表現できなければいけません。

目標とする「数字」が決まれば、
「その数字を達成するために、何をすべきか」
が見えてきます。

  • 自社にできていることと、できていないこと
  • やらなければいけないことと、やめるべきこと

が明確になります。

目標とする「数字」から逆算していくと、「会社の現状」がはっきりと見えてきます。

しかし、残念なことに、「会社の現状」を分かっていない社長がたくさんいるのです。

それゆえ、行き当たりばったりの経営に陥ってしまっています。

では、「会社の現状」を知るには、どうしたらいいのでしょうか?

「経営計画書」を作ればいいのです!

作成している社長は
経営計画書は魔法の書である。なぜなら、書いたらその通りになるから」
と声をそろえて言うそうです。

しかし、魔法の書ではありません。

計画通りになることには、理由があります。

それは、紙に書くことで、自然に潜在意識を刺激しているのです。

潜在意識を刺激する

人間の意識には、顕在意識と潜在意識があります。

一般にその比率は、顕在意識が5%であるのに対し、潜在意識が95%といわれています。

目標を立てて頑張ろうと考える場合は、潜在意識がプラスのイメージで満ちているため、潜在意識はその目標を達成しようとしている事を応援してくれます。

自分の思い(顕在意識)と同じ方向へいくらでも進んでいきます。

潜在意識は自覚できません。そのため、顕在意識だけで進んでいると感じますから、自分で考えていたよりはるかに楽に、いくらでも進んでいくことができます。

そして、自分は運がいいと思うのです。

成功を納めた人は、
「自分は運が良かった」
という言い方をよくします。

そこには謙遜もありますが、実際に自分は運がいいと感じているのです。
もちろん本人は人一倍努力していますが、自分が努力したよりも、ずっと大きな成果があったと感じているのです。知らない間に、潜在意識を働かせていたということです。

節税も同じ

私は税理士ですから、顧問先から節税の提案依頼をよく受けます。

この場合、私は原則、資料を作成して、お渡しするようにしています。

資料には、

  • 節税が必要な理由
  • 節税スキームの検証
  • 節税スキームの手順

をまとめます。

これをベースに顧問先に説明します。

顧問先がこの資料を見れば実行できるように、マニュアル化しています。

そのため、ほとんどのケースで提案した内容が実行されています。

しかし、これが口頭だけだったとしたらどうでしょうか?

おそらく、実行する確率は半分くらいまで下がるのではないでしょうか。

紙に書くということは、それだけ人間の意識に深く入ってくるのだと考えられます。

当事務所におけるサポート

経営計画書の必要性を説明してきましたが、その必要性についてご理解いただけたでしょうか?

ポイントだけ復習しますと、
[check]口約束は守られないので、紙に書きましょう
[check]数字を決めることで、現状とこれからやるべきことが見えてきます
[check]紙に書いて、潜在意識を刺激しましょう
ということですね。

それでは、いざ作ろうと思ってはみたものの、

  • どうすればいいのか分からない
  • 本を買ってきて読んでみたんだけど、よく分からない

といった声が聞こえてきそうですね。

そのような方のために、当事務所では、経営(事業)計画書のフォーマットをご用意しています。
そのフォーマットを使用すれば、ご自身で作成することに比べ、かなり楽に作成することができます。

作成手順も確立されていますので、どなたにも作成することができます。

作成の際は、当事務所も完全バックアップいたしますので、ご心配無用です。

この経営計画書作成業務は、一部の顧問契約か、経営支援サービスをご契約いただいた場合に提供しております。

興味のある方は、お問合わせください。


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