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税務署はタンス預金をお見通し?

個人的な財産について、税務署はどの程度まで把握しているのだろうか。
このような疑問を抱いたことはありませんか?

不動産や預金、株などは法務局や銀行、証券会社に問い合わせれば容易に把握できますが、タンスの中の現金までは分からないだろうと思っている人は多いのではないでしょうか。

ところが、これがそうでもないのです。

国税庁では適正かつ公平な税金の負担や、その徴収の実現のために申告書の収受や処理、納税者の管理、調査・指導、資料情報の収集や管理、税務に関する相談などといった一連の業務について「国税総合管理(KSK)システム」を使っています。

これは全国の国税局と税務署をネットワークで結び、情報を一元的に管理するシステムです。
私たちの収入や財産は、給与の源泉徴収票や毎年の確定申告により把握されているのです。

例えば、ある家族に相続が発生した場合、被相続人(亡くなった人)の生前の収入からすると2億円ほどの財産があってしかるべきだとKSKシステムが予想したのに対し、申告書には1億円と記載されていたとします。

被相続人が生前に使ってしまったのか、またはタンス預金などで1億円ほど隠し持っているのか。
それを確かめるために税務調査官が出向いて真実を追求する流れとなります。

悪いことはできない仕組みになっているようですね。

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